プロフィール
飲食業界で働くみなさん、このページを開いていただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。
当ブログ「飲食おじさん」は、日々忙しく働く店長やスタッフのみなさんに向けて、少しでも役立つ知恵や仕事を楽にする工夫をお届けしたいと思い、立ち上げました。
おはようございます、“飲食おじさん”です。外食チェーンで10年間勤務、うち7年を店長として店舗の運営に取り組んできました。

そんな飲食業界でよくある悩みをたくさん経験し、同じ壁にぶつかる仲間を多く見てきました。
このブログでは、これまでの経験をもとに、お店の運営を少しでも楽にするヒントを発信していきます。
飲食業界に飛び込んだきっかけ
長い間フリーターを続けていましたが、20代半ばでアルバイト先の店に社員として入ることになりました。
ちょうど会社が店舗展開を進めていて人手不足だったこともあり、調理は得意ではなかったものの、それ以外の業務は一通りできていた私に声がかかったのです。
周りはすでに就職しており、実家暮らしのフリーター生活から抜け出したい気持ちもありました。
地方の新店に異動すれば一人暮らしもでき、会社がアパートを用意してくれるという話も後押しになりました。

店長や社員ともすでに気心が知れていたため、「まあやってみるか」という軽い気持ちで社員としての一歩を踏み出しました。
店長として挑んだ日々と成果
店長時代には、品質・サービス・清潔さを競う社内コンテストで1位を獲得し、常に上位に入賞。
数十店舗ある中で、1日の売上で店舗最高記録を更新しました。おそらく今も破られていない“アンタッチャブルレコード”で、自分でも二度とできないと思うほどの記録です。
いくつかの店舗を経験し、20~30名規模のスタッフをまとめながら、定着率を高く維持できたのも自慢のひとつです。
人件費や粗利のコントロールにも徹底して取り組み、安定した店舗運営を実現していました。

フリーター時代にモヤモヤしていた毎日とは一転、やるべきことに打ち込める環境に出会い、仕事に没頭する日々を送っていました。
絶好調からの転落
順調だった店長時代にも、やがて限界が訪れました。体に疲れが残りやすくなり、風邪を繰り返すように。
気づけばぼんやりして「ハッ」と我に返ることも増え、やる気が出ず、何もかもがうまくいかなくなっていきました。
今思えば完全に「バーンアウト(燃え尽き症候群)」でしたが、当時はその言葉すら知らず、自分の状態に気づけませんでした。
あの頃の自分に『休んでいい』と声をかけてやりたいです。無理を続けてもいい結果にはつながらないんですよね。

周りも指摘してくれる人はおらず、次第に成績も振るわなくなり、ついには社長に「スランプか?」と声をかけられるほどに。
結果として、私は飲食業界を離れる決断をしました。
なぜこのブログを書くのか
飲食業界を離れてしばらくして、改めて自分が“外食チェーン”という世界を好きだと気づきました。
マニュアルやオペレーション、原価、人材、教育……そうしたシステムが店舗の中で動いていることに、心からワクワクするのです。
一方で、そこで働く人が疲れ果てて辞めてしまったり、伸び悩んでしまう姿も何人か見てきました。私自身もその一人でした。
だからこそ「飲食おじさん」として、飲食業を支える“考え方”や“仕組み”を、わかりやすく届ける活動を始めました。

このブログは、飲食で働くあなたを応援する場です。ただし「ガンバレ、ガンバレ」と精神論で背中を押すつもりはありません。
平均的な労力で最大の成果を生むための“仕組み”をお伝えしていきます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
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